皆さんこんにちは、ニノマエです。
今回は初心者ライダーやこれからバイクに乗ろうとお考えの方へバイク用ヘルメットの選び方・おすすめ商品を紹介します。
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ヘルメットの重要性
最初になぜヘルメットが重要とされているか説明します。
警視庁より発表されている致命傷部位は次のようになっています。
この資料でもわかる通り、致命傷になっているのは半数以上が頭部の損傷です。
2位は胸部と人体構造上最も重要な器官が存在する場所が致命傷になることがわかります。
中でも頭部は人間の体の動きを制御する部分ですので、ここが損傷すると後遺症や植物状態など
致命的なことになる可能性が最も高く確実に保護する必要があります。
そのため、法律でも2輪運転時はヘルメットの着用が義務付けられています。
バイク用ヘルメットの種類
バイク用ヘルメットにも種類があり以下の物に分けられます。
- フルフェイスヘルメット
- ジェットヘルメット
- オフロードヘルメット
以上が主なヘルメットの種類になります。次にヘルメットの選び方を紹介します
ヘルメットの選び方
初心者の方はヘルメットをどのように選べばよいかわからないと思われます。そこでどのように選べばよいか、ここで簡単に解説します
フルフェイス・・・・・・一番安全性が高く、高速走行時にも安定感がある
ジェットヘルメット・・・夏場など暑い時期にはフルフェイスより涼しく着脱も容易
オフロードヘルメット・・オフロード走行時に適した造り、一般道では風で苦労する
オフロードの中にはフルフェイスのようにシールドがあります。そちらは高速走行時にも風を通さないので冬場でも使用可能です。
次にヘルメットごとに、より詳細に解説していきます。
フルフェイスヘルメット
簡易解説にある通り安全性は一番高いです。細かいことを気にしなければオフロードもオンロードもこなせる優等生です。
またメーカのラインナップが一番多いのもこのヘルメットになります。なぜ安全性が一番高いというのかというと、
頭部を完全に覆う造りで、かつ構造的にも球状にしやすく、転倒時のダメージを受け流しやすい構造を作りやすいことから、
一番安全性が高いです。
Araiの公式サイトでも記載されていますがヘルメットですべての衝撃を受けきるのではなく、
意図的に滑らせ衝撃を分散させることで頭部を保護します。
その際に重要なのは球状に近いこと。形が複雑であればそれが路面を滑走した際に障害物に引っ掛かり、
衝撃を逃がせない。また、首に負荷がかかり損傷するリスクがあります。
フルフェイスは顔を覆う造りですので球状に仕上げやすいため安全性を高めやすいです。
どういった方にお勧めか、ですが次に当てはまる項目が多いほどフルフェイスがおすすめです。
- 安全性を重要視している
- 高速道路を使用したツーリングをしたい(ロンツーしたい)
- とりあえず1つだけで1年中使用したい
- おしゃれなヘルメットをかぶりたい
- どんなバイクに乗るかまだ決めきれないけどヘルメットを持っておきたい
次にデメリットも以下にまとめておきます
- 夏場は中が蒸れやすく非常に暑い
- 使用者が最も多く他人と被る可能性が高い
- 着脱がジェットヘルメットと比べ手間
- 他のヘルメットに比べ重量が重くなりがち
以下にいくつか紹介します(SHOEIはAmazonでは取り扱いが基本ありません。楽天・Yahoo!は取扱店舗があります)
平均価格は56000円程
こちらはAraiのフラッグシップのRX-7Xです。レースでの使用を想定しており前傾姿勢中での視界の確保及び空力が考えられています。
使用者の感想としては、サイズもきつめに作られてます(ツーリング用と比べるとそう感じます)
重量もツーリング用と比べると非常に重いためロンツーには不向きです。
あと冬場でも蒸れて暑くなるくらいには気密性もありますがティアオフをつけた際のかっこよさは別格です。
平均価格は55000円程
最近発売されたツーリングヘルメットのフラッグシップです。レースで得られた空力やツーリングに求めらる快適性を
余すことなく盛り込んだツーリングヘルメットです。ただし、その分お値段が高めですので余裕がある人向けになります。
平均価格は52000円程
こちらは私も使用しているArai XDになります。独特のフォルムでどんなバイクにも合わせやすいです。
意外とこのヘルメットは他人と被ることが少なくなぜだろうと疑問に思います。(かっこいいと思うんですが・・・)
平均価格は35000円程
次はOGK Kabutoのエアロブレードです。カブトはArai SHOEIと比べると安価で購入でき、安全性も十分です。
カブトの中でも私はエアロブレードをお勧めします。空力を意識したデザインで、SHOEI的なデザインになっており、
SSなどのバイクにはよく似合います。
平均価格は15000円程(安すぎて衝撃受けましたカブトの半値です)
最後は最強のコスパを発揮するHJCです。MotoGPにもヘルメットを提供しており、信頼も十分なメーカーです。
日本のメーカーに負けないという思いで韓国から始まり、世界に7か所の生産拠点を持っています。
デザインが非常に豊富でマーベルやスターウォーズなど、多くのコラボ商品を提供しています。
デザインモデルでも安価で初心者には最も手が出しやすいブランドではないでしょうか?
ジェットヘルメット
夏場は涼しく、着脱も容易で気楽さは一番高いです。
また、解放感もあるため風を最も感じられるヘルメットになります。安全性はフルフェイスに比べ劣る理由は、
完全に頭部を覆っているのではないためです。
自転車やバイクで路面を滑走し、実際に経験していますが、転倒時には頭部以外にも顎や頬もぶつけたりしてけがをすることが多いです。
ジェットヘルメットは写真の通り顎部分が保護されていないので顎の損傷率が高く、フルフェイスより安全性は劣ります。
しかし、着脱の容易さと解放感はジェットヘルメットでしか味わえないものがあります。
(教習生時代にコミネの物を使用しましたが夏場は最高の一言です)
以下の点が当てはまるほどジェットヘルメットがおすすめです
- 着脱は容易な方が良い
- 解放感を大事にしたい
- ヘルメットは軽いものにしたい
- ある程度安価にすましておきたい
- 冬場にはほぼ乗る予定はない
次に、デメリットをまとめます
- 安全性はほかのヘルメットよりは劣る
- 冬場は顔が非常に冷えやすい
- デザインが少なく選択肢が少ない
- 高速走行時は風の影響を受けやすい(風の巻き込みなど)
以下にオープンヘルメットを紹介します
平均価格は32000円程
数少ない、クラシカルなオープンヘルメットです。もう一つはSHOEIのJ.Oですが、公式の値段で購入するならウェビックがおすすめです。
ほかの通販サイトでは通常より高めになっていたのでお勧めしておりません。
私の愛車のW800やアメリカンバイクにはこちらをつけて走るとテンション上がります。
ただし、シールドを使用しない場合は辛なずゴーグルを着用しないと飛び石でケガするので注意してください
(虫とかとも激突してケガと汚れで落ち込むので絶対ですよ)
平均価格は30000円程
こちらはシールドとインナーバイザーがついているので先ほどの物とは違いゴーグル不要の安心装備です。
インナーバイザーはフルフェイス勢の私からするとうらやましいんですよね~
トンネルとかの暗い場所もスモークシールドだと見えにくくてもこれだとバイザー上げて終わりですよ。
便利すぎるでしょ。フルフェイスにもありますがこっちのほうが便利そうに感じてしまいます。
平均価格は18000円程
相変わらずのコスパです。デザインも意外とシンプルだけどダサくない。いい塩梅のデザインで手も出しやすい価格かつ、
バイザー付きとかいう最強ヘルメットです。どういうところでコスト削減してるんでしょうか?逆に気になってしまいます。
オフロードヘルメット
名前の通りオフロード走るためのヘルメットで、オフロード走行に必要な機能が多数備わっています。
一番の特徴はやはりバイザーではないでしょうか?こちらは前方を走行するバイクがはねた砂や泥から保護する役割を持っています。
また、口元も特徴的で呼吸をしやすくするためや障害物にぶつかった際に、口元を保護するために口周りの空間が広めに作られています。
メーカーによっては画像のようにゴーグル用のガイドがあり、ベルトがずれにくいようにしています。
安全性はジェットヘルメットよりは高いですがフルフェイスにはかないません。
画像のようにバイザー等があるためどうしても衝撃を逃がしにくいためです。
形状の関係で風の影響も受けやすく、風の巻き込みも多いです。開放部分があるため、冬場は地獄を味わえます。
しかし、それを補って有り余るかっこよさがオフロードヘルメット魅力だと思っています。
平均価格は49000円程
オフロードですらもAraiの受け流しの精神があるのが写真で分かります。以下の商品と比べても滑らかな作りがわかりますか?
すごい執念を感じます安全第一ですね。
写真写りは少々悪く感じてしまいますが、着用している写真を見ると結構かっこいいですよ。Araiらしい無骨デザインのヘルメットです
正規価格は57000円程
こちらも購入はWebikeをお勧めします。最強にかっこいいオフヘルです。
ゴーグルのガイドもあり、バンドがずれにくいようなデザインを取り入れたりと、かっこよさと機能性を両立させたすごいやつです。
平均価格は18000円程
ソリッドモデルだとややパッとしない印象を受けますが、HJC得意のデザインの豊富さで派手なものを選べば上記2モデルにも負けない
かっこよさを手に入れることが可能です。
こちらの使用感レビューは以下の記事で行っていますので、ぜひ一度ご覧いただければ嬉しいです。
バイクの種類でヘルメットを決めるのもあり!
ここまでヘルメットごとに詳細を記載してきましたが、どれか決めれない人はバイクの種類で決めてはいかがでしょうか?
バイクの種類別に独断と偏見で振り分けさせていただきます。
- ネイキッドバイク・・・フルフェイス、オープンヘルメット
- スポーツバイク・・・フルフェイス
- クラシックバイク・・・オープンヘルメット、フルフェイス
- オフロードバイク・・・オフロードヘルメット
- アメリカンバイク・・・オープンヘルメット、フルフェイス
上記のようになります。個人的にはこれ以外を装備すると、コレジャナイ感が出てしまいます。
慣れかもしれませんが、バイクに応じたヘルメットを選んだ方が愛車のかっこよさも強化されます。
最後に
ヘルメットはバイクで乗るうえで最も重要な装備になります。
ここで信頼性の低いものを使用してしまうと、大きなケガをするだけに済まず命を落としてしまう可能性もありますので、
信頼のできるものを使用することをおすすめします。
PSCマークのないものは販売できないようになっていますが、あるから安全というわけではなく、
レビュー等を見てしっかりと信頼のできる商品を購入しましょう。
このブログで紹介したものはほんの一部で、値段を増やせばさらにかっこいいものもあります。
初心者の方へ安価で信頼できるものをピックアップしましたが、自分で探すのも結構楽しいですよ。
以下の記事もよろしくお願いします