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【マーケティングを考える】 SEOの前に必要なこととは ~ユーザー目線の必要性~

皆さんこんにちは、ニノマエです。

今回は私がブログ運営に当たって意識している点をまとめていきます。書こうと思ったのは、ブログの運営においても意外とマーケティングのノウハウが使えるということで、自分自身の備忘録もかねて記事にしました。今回は主にSEOに関する内容を書いていきます。

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ユーザー目線で考えれるようになれるかが重要

書くのは簡単であるが、これが難しいことである。売り手は利益を出したいし、手柄を立てたいのだから。しかし、買うのはいつもユーザーだ、自分が同じ立場ならどう思うだろう。興味も、必要性も感じない商品を強引に売り込んでくるセールスには不快感を覚えるだろう。

この視点を大事にしなければならない。意外なことで売れる商品もあるが、売れる商品とはユーザーが必要としているモノだ。では、どうすればよいのか、難しく考える必要はない、終わりを決めるだけでよいのである。どのような課題を持つユーザーがいて、どんな商品でどうやって解消するのか、それが決まった後にマーケティングなどの話が始まる。

あくまでも、SEOやマーケティング理論は膨大なデータをもとに効率的に行えるようにするための道具でしかない。理論を使うことが目的となり、手段と目的が逆転していないだろうか。理論を用いた、改善したから売れるのではない、売るために使った結果売れるかもしれないのだ。

多くのユーザーは欲しいものを手に入れた場合、期待外の場合に即離脱する

ここまで読んだユーザーはどれほどいるのだろうか。目次の結論を見て離脱する人、結論の内容を見て離脱する人、最後までしっかりと読む人、と様々だと思う。そう、ここがこの項の重要なポイントである。

多くのユーザーは自分が欲しい情報、物を手に入れるとすぐに離脱していくのだ。私の運営しているこのブログでも平均滞在時間は1分ほどであり、記事によっては30秒持たないものもザラである。(早い記事だと10秒を切る記事もあった)株式会社WACUL取締役 「垣内勇威」氏の著書である、『デジタルマーケティングの定石』でも「3秒以上のセールストークは無視される」「ユーザーの期待を外れた場合は即離脱される」といったことが書かれている。

しかし、それも当然である。これが自分であったらどうだろう、求めている内容がないことが確定している記事に用事はあるだろうか、暇であれば見るが日常では、まずその時間は無駄と判断し、離脱するだろう。急いでいる場合であればむしろ怒りすらも覚える人もいるかもしれない。「薄い内容の記事を書きやがって」などだろうか。

物においても同様である。何が欲しいかわからないときは様々な商品を見るが、必要なものが明確なときはどうだろう。よほど目を奪われるものでない限り、まず眼中にない。あらゆるものを無視して一つのものに直行するのである。

少し逸れるが、この行動からわかるのは購買に近いユーザーほど、ほかのものを見なくなるのだ。売り手側からすると一番良い顧客か、最悪の顧客の2択になる。良い場合は、そこまで売り込まなくても購入してもらえて、最悪の場合はどれだけうまく売り込んでも購入へと至らないのである。

本に関しては以下に掲載しておく。

人の行動理由は欲求を満たせるかどうか

行動のほとんどは欲求を満たすために行われる。それが悪いとは思わない。全員一度きりの人生であり、よほどの人間性のある人以外は良い思いをしたいのであるから。

例として、あなたは商品を購入するとき、なぜその商品を購入するのか考えたことはあるだろうか。一度考えてみてほしい。深く考えていくと、おそらく多くの人は何かの不満や問題を解決するために購入していると思う。

どのような行動にも必ず理由がある。その欲求を正しく理解し、効率的にこれでその欲求を解消できることを伝え、売れる仕組みを作るのがマーケティングの役割である。

SEOもマーケティングもユーザー目線と解釈できる

Googleでは、SEOスターターガイドについてこう記載している。(初めてオウンドメディア運営をする人なども知っておいて損はない内容なのでぜひ一度読んでみてほしい。)

  • 興味深く有益なサイトにする
  • 読者が求めているモノを把握して提供する
  • ユーザーの信頼を得られるようにサイトを構築にする
  • 専門性と権威性を明確にする
  • テーマに応じた適切な量のコンテンツを提供する
  • 気が散る広告を避ける
  • リンクを上手に使う

これを見てどう感じただろうか。難しいことを書いている、とりあえず言われた通りやる、見やすくすれば良いのであろう、様々な見方ができるが、これらを大きな括りで見るとすべてユーザー目線なのだ。

興味がなく無益な記事で、求める内容がなく、信頼できず、専門性も権威性もなく、内容に対し多すぎ、少なすぎて、気が散る広告があり、いちいち自分でリンクを開かなければいけないサイトをあなたは見るだろうか。おそらく多くのユーザーは見向きもしないし、Googleにも無益な記事として検索順位など下のほうもいいところに配置されるだろう。

そう、SEOもマーケティングも専門的に学べば簡単ではないかもしれないが、最終的にはユーザーがいて、ユーザーが抱える問題を解消するのがゴールとなる。SEOなどの話をする前にまずはユーザー目線を忘れずにいるようにしたいものだ。

また、理論の話などは次回以降の記事を書いた際に書いていく。

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